否定屋さん
アファメーションとは、おおまかに言いますと、
常にポジティブ(肯定的)な言葉を連呼することによって
強制的に潜在意識に働きかけて現実化させることです。
偽薬効(プラセボ)の心理版とも言えます。
私も心理学者の端くれですから、
色々な事象で効果が認められたアファメーションを
完全に否定はいたしません。
即効果のある人もいますし、効果の表れない人もいます。
効果の表れない人は必ず内なる自分が声を発していて、
その声を聞いているのです。
「そんなの効果あるわけないじゃん」
「呪文のように毎回唱えても変わらないんじゃないの?」
内なる自分とは防衛本能のことです。
この防衛本能が自己催眠にはかからないぞ!と言っている状態です。
私はこれを「否定屋さん」と呼んでいます。
「否定屋さん」は用心深く、たいてい現実的です。
「肯定屋」と「否定屋」が存在する状態は
健康的な精神状態と言えます。
「否定屋さん」を納得させることが、アファメーションの効果につながります。
自分を観て、書いて、なりたい自分を明確化することで
「否定屋さん」に信じてもらえるようになります。
それが習慣化になり、どんどん実現に近づいていくのです。